香水のマナー

いつでもどこでも香水をつければいいというわけではなく、香りにふさわしくない場所、つけ方に気を配らなければいけない場所、状況も当然あります。
せっかくの香も台無しにしてしまいますので、TPOを考えて付けましょう。
香水をつける時は「少量づつ何箇所もつける」のが良いと思います。
付け直しをする時はその香水の香りに鼻が慣れてしまって、余計に香水を付けすぎる恐れがあります。
付け直しは控えめに。同じ香に慣れてしまうと、過剰に付けてしまいがちなため、香水はいくつか使い分ける方がいいみたいです。

香水の選び方

香り選びは午前中に

午前中は嗅覚が鋭くなっているので、香りを選ぶにはピッタリ。午後になると自分の香りや周囲の様々な匂いが入り混じってしまうので、正確な判断がしにくい傾向があります。

体調の良い時に

嗅覚が鈍くなる満腹時は避けた方が無難です。
また精神的に落ち込んでいる時なども、人間の嗅覚が衰えます。頭がスッキリと冴えている時が一番最適です。

使用者の性別による分類

大きく男性用と女性用に別れるが、共用(ユニセックス)の商品も多いです。異性向けの香水を身につけることも決してタブーとはされません。ただ、この感覚は国によって異なる傾向があります。
例えば、現代の日本では比較的タブー意識が薄いが、アメリカ合衆国では特に男性が女性用香水をつけるとゲイと受け取られるケースがあります。
その一方で、イギリスでは老舗であるヤードリーやクリード、フローリス、ペンハリゴンズなどが男性が付けるためのフローラルノートを発表しています。
日本ではユニセックスのものが比較的良く売れる傾向がありますが、フランスでは男性用か女性用にきっちり分けられ、共用を謳ったものはほとんど発表されていません。
また、フランスやイタリアではトップノート~ミドルノート~ラストノートと変化が明確なものが好まれますが、 アメリカ合衆国では逆にほとんど変化しないものが好まれる傾向にあります。

香りの試し方1

香りはつける人の体温・体臭・肌のPH度(酸性~アルカリ性のバランスによっても香り方が変化します。
特に男性は女性よりも脂分が多いので、全般的に香りが甘く、重たくなってしまいがち。
また本当の香りを知りたい時は、実際に自分の肌で試すのが正確な香りが判ります。
もしすでに香りをつけてしまっている時はムエット※(フランス語で試香紙の事。)につけたり、サンプルを持ち帰ってゆっくり試してみる方が良いでしょう。

香りを試すのは2~3種類まで

プロの調香師でも1日に香りを嗅ぐ時間は、ほんの数時間と言われています。
たくさんの香りを嗅ぐと嗅覚が麻痺して、香りの区別がつかなくなるからです。
自分に似合う香り探しの時は香調などのターゲットをいくつか絞るのも香り探しのコツです。

憧れの人のイメージで選ぶ

香水で自分のイメージを高めたいならこの方法です。身近な憧れの人が使っている香水を聞くのもよいでしょう。
一番手っ取り早いのが、有名人使用香水から探すのがいいです。

香りの試し方2

1つに絞らないで、使い分けることを考える

1つに絞ろうとするから悩むのです。3種類くらいの香水を使いまわし、いろいろ試してみながら自分に合った香水を探すのがよいでしょう。上級者は、TPOに合わせて使い分けているようです。
また、同じ香水を毎日使いつづけると、3日程度で香りに慣れてしまって、ついつい香水をつけすぎてしまい、香り過ぎるというデメリットもあります。

TPOに合った香水揃え

香水も洋服と同じように、TPOに合った香りというものがあります。
恐らくひとつの香水を使いつづけている方はお気づきとのことと思います。やはりTPOに応じて使い分けるよう複数の香水をもっておくのがポイントです。

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