肌断食とは1
最近話題となっているスキンケア方法に「肌断食」というものがあります。これは簡単にいうとお肌の洗いすぎをやめて基礎化粧品を使わない日をもうけることをいいます。
近年、お肌の乾燥を訴える女性が増えています。特に乾燥しにくい夏場にもかかわらず乾燥に悩んでいる人が多いようです。
その場合、おでこや鼻筋などのいわゆるTゾーンはべたついているのに、口や目の周りは乾燥してしまうといわれています。
これらの原因として皮膚の専門家たちが指摘しているのが「洗顔のしすぎ」と「基礎化粧品の使いすぎ」だということです。
夏は特に汗や皮脂が過剰に分泌されますので、冬場に比べて洗顔を念入りにしてしまう人が多いようです。洗顔のしすぎはお肌に必要な保湿成分であるセラミドや天然の保湿因子なども一緒に流されてしまうため、お肌の乾燥をひどくしてしまうのです。
皮脂が必要以上に取り去られると、それを補おうとしてより多くの皮脂が分泌されるという悪循環を招いてしまいます。
肌断食とは2
肌断食は、洗顔やお肌のお手入れを2~3日中断しお肌本来の能力を取り戻そうというものです。
食べ物の断食は、一時的に食事を絶つことで、消化器官を休ませ、体調を整えるというものですが、肌断食も同様の考え方だと思ってよいでしょう。
肌断食をすることで、お肌に必要な保湿成分が流れ出さないというだけではなく、不要な角質が自然にはがれ、肌本来の機能を取り戻し、乾燥肌を改善してくれるのです。
さらに過剰な皮脂が減らせるため、毛穴の黒ずみの改善にも効果が期待できるそうです。
肌断食を行うのは、外出が控えられる週末や夏休みなどがおすすめです。実際に試してみた人では、乾燥がよくなった、皮脂の分泌が減少し気になるテカリが落ち着いた、お肌のきめが整ったなど、お肌が劇的に変わったという声が多くみられます。