市場規模④
3:花王株式会社によるM&A
花王株式会社は2017年12月にアメリカの子会社である花王USA Inc.を通じて、ヘアサロン向けヘアケア製品のスーパープレミアムブランドを有する「Oribe Hair Care社」を譲受けました。
花王と言えば化粧品、スキンケア・ヘアケア製品だけでなく、日用品(ファブリック&ホームケア)からヘルスケア商品など4つの事業分野で私達消費者へ向けたコンシューマープロダクツ事業を、「ケミカル」事業分野においては幅広い製品を届けていることでも有名ですよね。
化粧品でも「ソフィーナ」や「キュレル」など人気のブランドを数多く展開しており、スキンケア・ヘアケアでは「花王石鹼」「ビオレシリーズ」「セグレタ」「メリット」「アジエンス」等の人気ブランドも数多くあります。
「Oribe Hair Care社」を譲受たことで、ヘアサロン事業にも注力しており、花王が日本だけでなく、グローバルブランドとして成長していくための大きな役割の1つとしてこのヘアケア事業が大きな鍵を握っていると言われています。
4:ポーラ・オルビスによるM&A
10年以上前にはなりますが、2011年11月に株式会社ポーラ・オルビスホールディングスが「Jurlique International Pty Ltd」の株式を取得し、完全子会社化しました。
ポーラ化粧品と言えば化粧品・カウンセリング・エステの3つのサービスが有効した「ポーラザビューティー」を軸に全国に約4200店舗も展開している日本国内でも屈指の会社です。買収した「Jurlique」は独自の無農薬有機農法によって自社農園で栽培された天然植物などのオーガニック原料に拘ったブランド展開していたことが、オーガニックカテゴリのパイオニアとして世界的に認知されていました。
ポーラはその拘りを取り入れて商品化していくことで、日本だけでなく近年はアジアを中心に展開を拡大していっています。